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2017.01.13 修道院のクッキー [諸国探訪]

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2017.01.13 レデンプトリスチン修道院


私が鎌倉を訪れたもう一つの目的、
それは修道院でクッキーを購入することです。

どんな縁でここのクッキーを知ったか、
全く記憶がありません。
修道院の小さな門で来訪を告げて、
玄関で購入させて頂いたものでした。
あれから何年経っていたのでしょうか。

レデンプトリスチン修道院

建物は、
私の記憶とは違う新しくて清楚なものに変わっていました。
出迎えて下さったシスターに伺うと、
20年前には建て替えられたのだとおっしゃいました。
私はそんなにご無沙汰していたんだと、驚きました。
そのころ、
赤い小さな石が十字架に仕込まれたペンダントを頂戴しました。
当時はそのような工作をなさった方がおいでだったそうで、
今では手に入れることはできないとのこと。
ああ・・・、一期一会だったのですね。
クッキーの製法は、
当時と全く変わらないそうです。
本当に優しくて、心の落ち着くお菓子です。

私はお寺にもお参りするし、神社にもお参りします。
聖書も所持しており、
かつては毎日寝る前に音読していました。
背骨を骨折したことで、止めてしまいましたが。
シスターに、
「あなたは信仰なさっているのですか?」と尋ねられました。
申し訳ありませんが、宗教とは異なると思います。
人の命の始まりや終わりをずっと積み重ねていると、
信仰は必ず備わっていると感じます。
それは神かもしれないし仏かも知れないしアラーかもしれないし、
キリストかも知れない・・・・
誰かから植え付けられるものか、
それとも自分の心から沸き上がるものか。
人が安らかに過ごせるものであり誰かを破壊するものでもある・・・・
私にとって信仰とは、
誰も傷ついてはならぬ、
そして人よりも遙かに大きな力が存在すると信じること。
それがどのような宗教なのか、
まだ答えを出すことはできません。
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2017.01.13 おみくじ一喜一憂 [諸国探訪]

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2017.01.14 鶴岡八幡宮


今回の平日休み、
全国的に大荒れと聞きながらも関東は晴天の予報。
武蔵小杉駅の設置によって格段に利便性が良くなっていた鎌倉へ出掛けよう、
ふと思い立ちました。

さて早起きも出来たので出掛けるぞ!
・・・とコートを羽織るとTVから横須賀線人身事故で運転見合わせの臨時ニュース
意志をくじかれる形となりましたが、
方針を変更して小田急線藤沢から江ノ電で鎌倉に入ることにしました。

今回鎌倉へ出掛ける目的の一つは、
鶴岡八幡宮でおみくじを引くこと。
昨年末、
出雲大社でおみくじを引きました。
神社で結び付けるときによく読もうと思っていたのですが、
いざ結び付けようと捜すと見当たらない・・・・
結局、どうしたことか見つかりませんでした。
どんな内容であったかは、
まったく覚えられていません。
そんな時、
鶴岡八幡宮でおみくじを引いたことを思い出しました。
学生の頃引いたおみくじには、
「国語の成績が落ちる」と。
仰せの通り、大きく成績を落としました。
数年後に引くと交際運には、
「悪いのはあなたです」と書かれていました。
なんだか納得できてしまいます。
元旦に地元の神社で引いたおみくじは今年あまり芳しくない内容、
ま、内容に関わらず鶴岡八幡宮に伺いたくなっていました。

鶴岡八幡宮は、賑わっていました。
あ・・・、そうか、まだお正月なんだ。
私の意識の中には、
すでにお正月は過ぎ去っていました。
迎えたという感覚も、薄れていました。
引いたおみくじは、予想通り過激な内容でした。
「自分が見えるようになるまで反省せよ」というもの。
確かに、自分を見失っていると思います。
しかし、見えるようになるだろうか。
交際運はさらに過激ながら、うなずけてしまいました。


神社のおみくじは、
業者が作成したものに神社の名称を乗せて授与するケースが多いと聞きました。
近年は、可愛い人形などにセットしているものも多く見かけます。
私が聞いた神社では、
50種類の判断があるということ。
東京の著名なお寺では80番台まであって、
80番台には「凶」が多いようです。
寺社によっては「凶」を抜いたり増やしたり。
鶴岡八幡宮は、
独自のコンセプトでおみくじを制作しているのでしょうか。
基本的に私はおみくじを良く引くほうではないのですが、
年末に出雲で引いたことでちょっと気になってしまいました。

来年以降は元旦に地元で引いて、
ちょっと落ち着いたら鶴岡八幡宮まで伺うことにしようかな・・・なんて考えております。

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2016.11.05 西国巡礼の終着・谷汲山華厳寺 [諸国探訪]

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2016.11.05 谷汲山華厳寺


名古屋での出張
空いた時間で出掛けようと思いついたのは
今回の時間がなければ機会もないであろうと思われる辺り。

3年前の秋、
台風通過翌日の西国三十三ヶ所一番札所の那智山靑岸渡寺で、
御滝のあまりの迫力に度肝を抜かれていた私は、
我に帰った瞬間に巡礼納経帳を購入する羽目になってしまいました。
それ以来、
関西方面へ出掛けるご用のさいにコツコツと、
参拝できたお寺で納経を受けていました。

東国からの旅で西国を巡るのは、
簡単なことではありません。
(簡単な方法もあろうとうは思いますが)
そして、昨今の御朱印帳ブームとそのいざこざには
嫌気も差してしまいました。
全ての納経頂戴はこれからの縁と割り切って、
一旦ここで御朱印・納経を目的とすることはおしまい・・・・と、
満願の寺への参拝を決意したのです。

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養老鉄道・揖斐駅


養老鉄道揖斐駅より、コミュニティバスで谷汲山へ。
1時間後にはここからさらに横蔵寺へのバスが出るとのことで、
時間を気にしながらの参拝になりました。

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華厳寺・山門

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本堂前 突っ込みどころ満載の燈籠


本堂には、
お戒壇巡りが設えられていました。
大の暗所恐怖症の私は、
なぜか引き込まれるように闇の中へ誘われてしまいました。
ここ・・・・
善光寺のお戒壇よりはるかに怖いです・・・・(__*)
狭いし、つたい歩く壁がよく分からないし、
なんと上り下りの坂まであるのです。
なにかを掴むことはできたのですが、
それがいったい何であるかも分からず。
人生とは、そんなものかも知れません・・・・・・アハハ・・・(^◇^;)

いただいた納経は、希望せずとも三つ。
納経帳のお寺のページと、
後ろの白紙のページに二つ加えられます。
本堂(観音堂)・満願堂、笈摺堂を指し、
過去・現在・未来を表わしているとのことです。
笈摺堂の納経は未来を表わしているからなのでしょうか、
日付が入っていません。
←単に書いて貰えなかっただけ????(^_^;)

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鯉はそれぞれ、「阿・吽」の意味も持っています


本堂の両柱には、
精進落としの鯉。
ここでお声を掛けられた地元の方によると、
鯉は上を向いているので運気向上の祈願になるようです。

いつもなら参拝する寺社を事前に予習し
ゆったりと時間を掛けてその場で印象に浸りながら巡る私なのですが、
ここしばらくの気分で今回は事前知識も持たずに伺いました。
満願堂、笈摺堂も伺っているはずなのですが、
なぜか記憶がありません。
「心ここにあらず」なのだな・・・・
これからの自分にどう向き合っていくのか、
課題を与えられたような心地がしました。

次の時間が押し迫っての旅もニガテ、
もしももしもまたここを訪れることがあったら、
また違ったひとときであってほしい・・・・
そう思いました。

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2016.11.05 横蔵寺で、即身仏と語らう [諸国探訪]

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2016.11.05 横蔵寺 仁王門


名古屋出張の機会がありました。
空いた時間を利用して、
名古屋から足を伸ばして養老鉄道に乗り込み、
揖斐へと向かいました。

揖斐から日に数本のコミュニティバスに乗り、
横蔵寺を目指します。
横蔵寺の存在に気づいたのは、
出掛ける当日。
ああ・・・そういえばそんなお寺、
聞いたことがあったような無かったような・・・・

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県指定文化財 五重塔


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県指定重要文化財 横蔵寺・本堂 
御本尊薬師如来は60年に一度ご開帳の秘仏


紅葉シーズンが始まり観光キャンペーンもスタートとのことで、
たぶん今回のチャンスを逃せば二度と訪れることがないであろう
横蔵寺への参拝を決意したのです。
このお寺で名を馳せるのは、
若くして即身仏への道を選んだ妙心という僧侶の亡骸。
1815年か1817年、34歳か36歳の時、
信徒に白木のお棺を作らせて、
31日間断食を続け入定されたと伝えられます。
それが伝説であるか否か・・・・
いずれにせよ妙心様は私の目の前で佇んでいらっしゃるのです。

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舎利堂
明治23年にふるさとにお戻りになりました


首を大きく傾けて口を「お」と開いたお顔、
目はどのような意志を込めていらしたかはかることは叶いません。
若さの成せる技か脛は艶々と輝き、
時が肉体を炭か石へと変えてしまったようです。
私の知る肉体とは、
水を多量に含んだ弾力と血流豊富なタンパク質やリンで形成された
物質なのですが。

まさに絶命しようとするとき、
彼にはどんな瞬間が訪れていたのだろう・・・・
怖くはなかったのだろうか、苦しくなかったのだろうか。
ほのかに聞こえてきたように感じたのは、
全て一心に念じたことの果て・・・・

息絶えるまでの身体には、
すでに自分の身を支える力さえなかったのではないだろうか。
そう推し量れるのに、
彼の両手の指先はしっかりと組まれていました。
後の信者に一切の手を加えられていない即身仏、
彼の意志だけが、
両手に力を込めていたのです。

とてもとても私ごときがその心境に達することは不可能、
でも達した人は確かに存在したのだ。
それを教えて頂きました。

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今年は夏が遅くまで続き、
秋を感じる間もなくすぐに冬が訪れました。
例年紅葉で賑わうお寺なのだそうですが、
今年はあまり期待できないようです。
そして妙心さんは、
観光客の興味本位な目にさらされるために
無言で佇むだけです。
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2016.09.26~27 戸隠神社・中社 [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠神社・中社


初めて参拝する戸隠神社、
今回は宿坊に宿泊してゆったりとスケジュールを組みました。
それでも御朱印頂戴のため、
奥社への参拝時間が多少遅めにならざるを得なかったのが、
ほんの少し残念です。

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この階段を三往復しました


宿坊は、中社の近く。
そこで、
中社へは初日夕刻・翌日早朝・昼間と三度参拝することにしました。
ご祭神は、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
素戔嗚尊の度重なる非行に天照大神が天岩戸にお隠れになった時、
岩戸神楽(太々神楽)を創案し、岩戸を開くきっかけを作ったという神様。
学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全に御神徳があるとのこと。
岩戸神楽は、私も気になるところ。
どのように拝見できるか、
今回宿坊に宿泊したのもその情報を得るのが目的でした。

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初日夕刻、
小雨交じりでほの暗くなった境内に参拝者の姿はありません。
高い杉の木に囲まれた境内、
サラサラと聞こえる水の音に導かれて御社殿の右手に向かうと、
スゥ・・・ッと空気が冷たく軽くなりました。
それほど大きくはありませんが、
水の勢いが力強くもあり穏やかにも感じる滝が流れています。
居心地の良い場所です。
宿の夕餉までそこに居ることを楽しみました。

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翌朝、
天の高さが無限にも思えるほどの青空、
奥社にご案内頂く前に朝のお参りに伺いました。
やはりまだどなたもおらず。
三本杉の木の緑の濃さが、
昨日は気づきませんでした。
太陽の光が降り注ぐと、
大地はこんなにも鮮やかなコントラストに染まるのか・・・・
驚きました。

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時折流れ来る白い雲は、
まるで龍が天空を踊るようにさえ見えます。
私にとってこんな景色は、
都会のどんな娯楽にも勝る貴重で楽しい経験です。

奥社からバスを利用して中社へ戻り、
遅い朝食を蕎麦店でいただくと、
中社にも多くの参拝客が訪れていました。
それでもきっと数としてはまばらな方でしょう、
紅葉や新蕎麦の季節にはどんな喧噪になるのでしょうか。
神様も、
岩戸に隠れてしまわれるのではないかと思ってしまいます。
ネットで戸隠神社を検索すると、
かなりな確率で「パワースポット」という言葉が付いてきます。
たとえ「気」に満ちた空間でも、
それを感じ取るのは各自の感性ではないでしょうか。
人に教えられて「ここがパワースポット」だと信じ込むのは、
いかがなものかと思ってしまいます。
確かにパワースポットかもしれませんが、
神社の傍らに開けた自動車道路がそのパワーを遮断しているように思うのは、
私だけでしょうか。

二日間に亘って参拝した戸隠五社、
雨模様と晴天の二つの対照的な表情を拝見しました。
慈しみに満ちた旅でした。
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2016.09.27 戸隠神社 九頭龍社・奥社 [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠山と戸隠神社・奥社


参道の階段が徐々にきつくなってきた頃、
左手には戸隠山参拝路の分かれ道。
体力があって縁があったら、
こちらに行きたいものだなぁ・・・・なんて。

やがて建物も見えてきました。
前日麓で伺ったところ、
ここまでは電気も通っていないとのこと。
もちろん飲み物の自動販売機も無し。
でも観光客の中には、
ここで飲み物が買えないのか・・・と愚図る人がいるとのこと。
ま、事前の準備が必要なことを予習したいものです。

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戸隠神社・九頭龍社

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九頭龍社より、戸隠山に見守られながら奥社へ


山の斜面に建立された神社であるためか、
いくつかの筋で階段がしつらえられています。
私はまず、九頭龍社に参拝。
ご祭神は、九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。
古来より水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結の神として
尊信されています。
虫歯・・・・、そろそろ怪しい!(^_^;)

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戸隠神社・奥社


続いて、奥社に参拝。
御祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。
天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、
無双の神力をもって天の岩戸をお開きになった天手力雄命を
戸隠山の麓に奉斎しました。
岩戸の扉が飛んできたのが、戸隠山。
なんという美しい岩戸でしょう。
朝の日差しと抜けるような青空・秋に向かう深い緑のコントラストが、
まぶしく輝いています。
今年の晩夏から初秋に掛けて、
毎日が鬱陶しい雨模様。
そしていくつもの台風上陸に怯えました。
この日、
前日も翌日も雨に祟られながら、
こんなに素晴らしい景色に恵まれました。
戸隠の神様の慈しみ、
この天気としていただくことが出来ました。

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奥社の脇には、清楚な滝が一筋


なぜ今回戸隠へ参拝したか、
私はここしばらく居場所を失ってしまっているように感じているのです。
戸隠に私の居場所はないだろうか・・・
捜してみたくなりました。
天の岩戸のごとく、
開く扉はないだろうか・・・・
この地へ立てたことは喜びであり、
空・風・杜・大地全てに恵まれた感謝に溢れました。
でも、抱かれてとどまる場所ではなさそうです。

ネットで奥社の写真を検索すると、
多くの写真には参拝者の行列が写っています。
この日はお陰様で、
そのような目に遭わずに済みました。
時たま若者のグループがまるで山に響かせようとばかり
高笑いでやってきますが、
時間をたっぷりと取っていたので彼らをやり過ごすまで待ちます。

社務所が落ち着くのも根気よく待ち、
御朱印と年齢を告げての御神籤を頂戴しました。
神職様も、
次々に訪れる参拝者への対応は相当なご苦労であると存じます。
今回の旅行の中で御朱印を頂戴する際、
お納めする代金を準備できなかった旨お詫びすると
「そこまで丁寧におっしゃる方は、めっきり減りましたよ。」
とお話なさる神職様もいらっしゃいました。
御神籤には、
住吉の神様を崇めよ・・・と書いてありました。

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ああ・・・・
このままこの優しい風に吹かれていたい。
参拝客も増えてきたので、
無理なく下山することにしました。
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2016.09.27 戸隠神社 奥社へ [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠神社 奥社・随神門


今回は朝早く行動したかったことと満天の星空に出逢いたかったことで、
戸隠の宿坊に宿泊しました。
到着した日の夜半からは雨が本降りになり、
私は宿坊の窓から雨音を聞きながら鉛色の空をうらめしく見上げていました。

今回は初めての戸隠神社参拝、
御朱印はコンプリートしておこうという手はず。
御朱印をいただけるのは朝9時以降と言うことで、
一刻も早い時間に奥社へ伺いたかったのですが、
今回は社務所が開く時間に合わせて行動することにしました。
私にしては、
2時間ほどゆっくりの行動開始です。

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奥社までは宿坊の車で、
5分ほどの道のりを送って頂きました。
奥社の観光駐車場から眺める戸隠連峰は、
青い空に見事にそびえ立っています。
未明に目ざめて宿坊の窓の外を見上げていたら、
満天の星空に逢えただろうか・・・・
かなり後悔しました。

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奥社の鳥居にさしかかると、
既にポツリポツリと参拝客の姿が見受けられます。
今回は御朱印を受けたかったので仕方ない・・・・
そう自分に言い聞かせて歩み始めました。
日頃は仕事で自分に関わる見ず知らずの人を、
細心の注意を払って隅々まで観察しなくてはいけません。
また都会では、
やはり見ず知らずの人から雑音やら過度の香水やら
押されたりぶつかられたり・・・・
人の気配の一切無いひとときに、
心底憧れてしまいます。
それでも私が練りに練って選んだこの日は、
観光シーズンと比べたら格段に落ち着いた日であったのだろうと思います。

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知識がないので、花の名前が分かりません。(^_^;)


季節は移ろい始めました。
落葉・紅葉が始まっています。
色づき始めたのは漆の木とのこと、
鳥居から随神門までの1kmほどは広葉樹の初秋を楽しみながら歩きます。

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随神門の姿に気づくと、
景色は一変しました。
樹齢400年の杉並木。
ここは今年のNHK大河ドラマタイトルバックの景色だそうで、
なんとか心地良く歩けて良かったと安堵しました。

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今では鬱蒼と茂る杉並木ですが、
かつてはたくさんの院坊が軒を連ねていたようです。
またその時代の杉は、
若々しかったことでしょう。
現代とは全く異なる信仰に包まれたこの地がどのような景色であったか、
思い巡らせてみたものの・・・

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注連縄で囲まれたうろのある杉は、
CMで有名になったそうです。
うろができていながらも樹勢が旺盛なのは何より、
そこがパワースポットかどうか
私にはわかりませんが。

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道は徐々に上り坂となり、
戸隠の峰に近づいていることを感じます。
人の気配はポツポツとありながらも、
なんとか山の気を受けながら歩くことが出来ました。
もう少し早い時間帯であれば、
朝の目ざめたばかりの山のまどろみを感じられそうです。
縁があれば、
また訪れてみたいです。
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2016.09.26/27 戸隠神社 宝光社 [諸国探訪]

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2016.09.27 宝光社


火之御子社から神道へ戻りさらに下っていくと、
宝光社の御社殿脇に至りました。
狭いと感じる山の斜面に、
わずかな平地を作って建立されているようです。

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御祭神は、天表春命(あめのうわはるのみこと)。
中社祭神の御子神様で、
開拓学問技芸裁縫の神・安産の神・女性や子供の守り神です。
戸隠五社の中では、
最も壮麗な出で立ちで緻密な彫刻に飾られています。

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戸隠に来て感じたのは、
色彩に頼らないこと。
形だけで御社殿を造り上げています。
古き都の神社は華やかな青丹の色彩を身に纏い、
杜の一角に浮かび上がっています。
片や東国の神社は自然の彩りに溶け込み、
奥ゆかしく感じます。

近寄ると軒下の彫刻は活き活きとしていて、
一つ一つが見飽きません。
これが都から離れた地に息づく民の誇りなのだな・・・
ゆっくりと眺めました。

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七年に一度の式年大祭では、
宝光社の神様が父神様へご挨拶されるとのこと。
神輿が収蔵庫に展示されていました。
御社殿とは異なり、
神輿は漆塗で黒く輝いています。
非常に高貴な御子の乗り物といった感じですね。
この神輿が里を練り歩く姿、
拝見したいと思いました。

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翌日はよく晴れたので、
再度神道を下って帰京のバス停へと向かいました。
御社殿より伸びて下る階段は270段あまり、
おっかなびっくり下って下から見上げると・・・・
登るのはさぞかしキツイだろうな。(^_^;)
なぜ神社はここに鎮座されているのだろう、
それがちょっとひっかかりながらも
2日に亘って参拝しました。
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2016.09.26 戸隠神社 火之御子社 [諸国探訪]

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2016.09.26 火之御子社


中社から宝光社まで続いている神道の途中、
左に折れると火之御子社が鎮座されています。
道は、神社の横から境内に入りました。

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車道からの参拝路


まっすぐに伸びる高い木に抱かれて、
御社殿は静かに佇んでおられました。
御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)。
天の岩戸を開くために、
岩戸の前で舞を舞った神です。
舞楽芸能の神、縁結の神、火防の神として
尊崇されています。
戸隠神社に伝えられている太々御神楽は、
この神社から現代に伝えられています。

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5年前に雅楽を始めようと決心して、
私は今上達を目指して稽古に通っています。
最近の稽古の厳しさに挫折しそうになりながら、
天鈿女命に慈しみを願います。
雅楽は豊かな色彩に彩られる芸能ですが、
ここ火之御子社は一切の色彩を排除した御社殿が
人の営みよりも杜の営みに溶け込んでいます。
ここで想像する楽や舞も、
杜の色彩と馴染んだ清楚な芸能をイメージしました。

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御社殿の傍らに、
結びの杉と呼ばれるひときわ目立つ二本杉が立っています。
杉の肌は著しく捻れ、
空に突き上げています。
どうするとこの杉だけこのように成長していくのだろう、
私は空を見上げて息を呑みました。
やはり、どなたかが宿っているのだろうか。

確かに境内の中心に立つのは御社殿という人工建造物ですが、
神が宿っているのはここなのだな・・・・と思いました。
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2016.09.26 戸隠神社 神道 [諸国探訪]

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2016.09.26 注連縄で結界された中社から宝光社への神道


長野駅へ戻って少しくつろぎ、
戸隠を目指して路線バスに乗り込みました。
バスは急な上り坂・七曲を進んで、
どんどん標高を駆け上がっていきます。
こんなに山の奥に分け入っても人の営みはあるんだな・・・
凄いものだと思いました。

戸隠中社でバスを降り、
まずは宿泊の荷物を宿坊に預けます。
相変わらず泣き出しそうな空、
それでもまだ時間は十分にあるので
徒歩で巡ることにしました。
宿坊の主人に、
徒歩での道を教えて貰います。
中社からさらに登ると奥社と九頭龍社・
山を下ると宝光社・火之御子社が鎮座されています。
初日は山を下って、
宝光社・火之御子社へ参拝することにしました。

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自動車道から外れて、
杜の中を進む神道(かんみち)を進みます。
中社から宝光社までの約20分、
出逢った人は僅か3・4人。
観光シーズンの休日ともなれば、
こんな静けさとは巡り会えないだろうな・・・・と思いました。
人の気配がないと、
杜の息遣いが感じられます。
・・・もしかしたら、熊が出て来るかも・・・・(__;)
地元には、目撃情報も寄せられているそうです。

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杜の一角から呼び止められたような感じがしました。
ひときわ威容を誇る巨樹。
しばらく動けなくなるような圧倒的な姿です。
当然木には注連縄が巡らされていました。
この木の姿に触れる参拝者は、
皆私のような思いをしていることでしょう。
ここが伏拝所です。

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まるで尊い心を持つかのような姿の木や磐、
そのような場所に昔の人は神社を建立したのでしょう。
現代では御社殿があれば、
鳥居があればそこが神社と思われています。
私は街中に立つ御社殿よりも、
こんな樹木たちや磐が見守る地に神が宿ると思うのです。
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