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2016.09.26~27 戸隠神社・中社 [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠神社・中社


初めて参拝する戸隠神社、
今回は宿坊に宿泊してゆったりとスケジュールを組みました。
それでも御朱印頂戴のため、
奥社への参拝時間が多少遅めにならざるを得なかったのが、
ほんの少し残念です。

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この階段を三往復しました


宿坊は、中社の近く。
そこで、
中社へは初日夕刻・翌日早朝・昼間と三度参拝することにしました。
ご祭神は、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
素戔嗚尊の度重なる非行に天照大神が天岩戸にお隠れになった時、
岩戸神楽(太々神楽)を創案し、岩戸を開くきっかけを作ったという神様。
学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全に御神徳があるとのこと。
岩戸神楽は、私も気になるところ。
どのように拝見できるか、
今回宿坊に宿泊したのもその情報を得るのが目的でした。

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初日夕刻、
小雨交じりでほの暗くなった境内に参拝者の姿はありません。
高い杉の木に囲まれた境内、
サラサラと聞こえる水の音に導かれて御社殿の右手に向かうと、
スゥ・・・ッと空気が冷たく軽くなりました。
それほど大きくはありませんが、
水の勢いが力強くもあり穏やかにも感じる滝が流れています。
居心地の良い場所です。
宿の夕餉までそこに居ることを楽しみました。

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翌朝、
天の高さが無限にも思えるほどの青空、
奥社にご案内頂く前に朝のお参りに伺いました。
やはりまだどなたもおらず。
三本杉の木の緑の濃さが、
昨日は気づきませんでした。
太陽の光が降り注ぐと、
大地はこんなにも鮮やかなコントラストに染まるのか・・・・
驚きました。

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時折流れ来る白い雲は、
まるで龍が天空を踊るようにさえ見えます。
私にとってこんな景色は、
都会のどんな娯楽にも勝る貴重で楽しい経験です。

奥社からバスを利用して中社へ戻り、
遅い朝食を蕎麦店でいただくと、
中社にも多くの参拝客が訪れていました。
それでもきっと数としてはまばらな方でしょう、
紅葉や新蕎麦の季節にはどんな喧噪になるのでしょうか。
神様も、
岩戸に隠れてしまわれるのではないかと思ってしまいます。
ネットで戸隠神社を検索すると、
かなりな確率で「パワースポット」という言葉が付いてきます。
たとえ「気」に満ちた空間でも、
それを感じ取るのは各自の感性ではないでしょうか。
人に教えられて「ここがパワースポット」だと信じ込むのは、
いかがなものかと思ってしまいます。
確かにパワースポットかもしれませんが、
神社の傍らに開けた自動車道路がそのパワーを遮断しているように思うのは、
私だけでしょうか。

二日間に亘って参拝した戸隠五社、
雨模様と晴天の二つの対照的な表情を拝見しました。
慈しみに満ちた旅でした。
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2016.09.27 戸隠神社 九頭龍社・奥社 [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠山と戸隠神社・奥社


参道の階段が徐々にきつくなってきた頃、
左手には戸隠山参拝路の分かれ道。
体力があって縁があったら、
こちらに行きたいものだなぁ・・・・なんて。

やがて建物も見えてきました。
前日麓で伺ったところ、
ここまでは電気も通っていないとのこと。
もちろん飲み物の自動販売機も無し。
でも観光客の中には、
ここで飲み物が買えないのか・・・と愚図る人がいるとのこと。
ま、事前の準備が必要なことを予習したいものです。

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戸隠神社・九頭龍社

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九頭龍社より、戸隠山に見守られながら奥社へ


山の斜面に建立された神社であるためか、
いくつかの筋で階段がしつらえられています。
私はまず、九頭龍社に参拝。
ご祭神は、九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。
古来より水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結の神として
尊信されています。
虫歯・・・・、そろそろ怪しい!(^_^;)

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戸隠神社・奥社


続いて、奥社に参拝。
御祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。
天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、
無双の神力をもって天の岩戸をお開きになった天手力雄命を
戸隠山の麓に奉斎しました。
岩戸の扉が飛んできたのが、戸隠山。
なんという美しい岩戸でしょう。
朝の日差しと抜けるような青空・秋に向かう深い緑のコントラストが、
まぶしく輝いています。
今年の晩夏から初秋に掛けて、
毎日が鬱陶しい雨模様。
そしていくつもの台風上陸に怯えました。
この日、
前日も翌日も雨に祟られながら、
こんなに素晴らしい景色に恵まれました。
戸隠の神様の慈しみ、
この天気としていただくことが出来ました。

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奥社の脇には、清楚な滝が一筋


なぜ今回戸隠へ参拝したか、
私はここしばらく居場所を失ってしまっているように感じているのです。
戸隠に私の居場所はないだろうか・・・
捜してみたくなりました。
天の岩戸のごとく、
開く扉はないだろうか・・・・
この地へ立てたことは喜びであり、
空・風・杜・大地全てに恵まれた感謝に溢れました。
でも、抱かれてとどまる場所ではなさそうです。

ネットで奥社の写真を検索すると、
多くの写真には参拝者の行列が写っています。
この日はお陰様で、
そのような目に遭わずに済みました。
時たま若者のグループがまるで山に響かせようとばかり
高笑いでやってきますが、
時間をたっぷりと取っていたので彼らをやり過ごすまで待ちます。

社務所が落ち着くのも根気よく待ち、
御朱印と年齢を告げての御神籤を頂戴しました。
神職様も、
次々に訪れる参拝者への対応は相当なご苦労であると存じます。
今回の旅行の中で御朱印を頂戴する際、
お納めする代金を準備できなかった旨お詫びすると
「そこまで丁寧におっしゃる方は、めっきり減りましたよ。」
とお話なさる神職様もいらっしゃいました。
御神籤には、
住吉の神様を崇めよ・・・と書いてありました。

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ああ・・・・
このままこの優しい風に吹かれていたい。
参拝客も増えてきたので、
無理なく下山することにしました。
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2016.09.27 戸隠神社 奥社へ [諸国探訪]

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2016.09.27 戸隠神社 奥社・随神門


今回は朝早く行動したかったことと満天の星空に出逢いたかったことで、
戸隠の宿坊に宿泊しました。
到着した日の夜半からは雨が本降りになり、
私は宿坊の窓から雨音を聞きながら鉛色の空をうらめしく見上げていました。

今回は初めての戸隠神社参拝、
御朱印はコンプリートしておこうという手はず。
御朱印をいただけるのは朝9時以降と言うことで、
一刻も早い時間に奥社へ伺いたかったのですが、
今回は社務所が開く時間に合わせて行動することにしました。
私にしては、
2時間ほどゆっくりの行動開始です。

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奥社までは宿坊の車で、
5分ほどの道のりを送って頂きました。
奥社の観光駐車場から眺める戸隠連峰は、
青い空に見事にそびえ立っています。
未明に目ざめて宿坊の窓の外を見上げていたら、
満天の星空に逢えただろうか・・・・
かなり後悔しました。

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奥社の鳥居にさしかかると、
既にポツリポツリと参拝客の姿が見受けられます。
今回は御朱印を受けたかったので仕方ない・・・・
そう自分に言い聞かせて歩み始めました。
日頃は仕事で自分に関わる見ず知らずの人を、
細心の注意を払って隅々まで観察しなくてはいけません。
また都会では、
やはり見ず知らずの人から雑音やら過度の香水やら
押されたりぶつかられたり・・・・
人の気配の一切無いひとときに、
心底憧れてしまいます。
それでも私が練りに練って選んだこの日は、
観光シーズンと比べたら格段に落ち着いた日であったのだろうと思います。

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知識がないので、花の名前が分かりません。(^_^;)


季節は移ろい始めました。
落葉・紅葉が始まっています。
色づき始めたのは漆の木とのこと、
鳥居から随神門までの1kmほどは広葉樹の初秋を楽しみながら歩きます。

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随神門の姿に気づくと、
景色は一変しました。
樹齢400年の杉並木。
ここは今年のNHK大河ドラマタイトルバックの景色だそうで、
なんとか心地良く歩けて良かったと安堵しました。

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今では鬱蒼と茂る杉並木ですが、
かつてはたくさんの院坊が軒を連ねていたようです。
またその時代の杉は、
若々しかったことでしょう。
現代とは全く異なる信仰に包まれたこの地がどのような景色であったか、
思い巡らせてみたものの・・・

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注連縄で囲まれたうろのある杉は、
CMで有名になったそうです。
うろができていながらも樹勢が旺盛なのは何より、
そこがパワースポットかどうか
私にはわかりませんが。

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道は徐々に上り坂となり、
戸隠の峰に近づいていることを感じます。
人の気配はポツポツとありながらも、
なんとか山の気を受けながら歩くことが出来ました。
もう少し早い時間帯であれば、
朝の目ざめたばかりの山のまどろみを感じられそうです。
縁があれば、
また訪れてみたいです。
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2016.09.26/27 戸隠神社 宝光社 [諸国探訪]

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2016.09.27 宝光社


火之御子社から神道へ戻りさらに下っていくと、
宝光社の御社殿脇に至りました。
狭いと感じる山の斜面に、
わずかな平地を作って建立されているようです。

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御祭神は、天表春命(あめのうわはるのみこと)。
中社祭神の御子神様で、
開拓学問技芸裁縫の神・安産の神・女性や子供の守り神です。
戸隠五社の中では、
最も壮麗な出で立ちで緻密な彫刻に飾られています。

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戸隠に来て感じたのは、
色彩に頼らないこと。
形だけで御社殿を造り上げています。
古き都の神社は華やかな青丹の色彩を身に纏い、
杜の一角に浮かび上がっています。
片や東国の神社は自然の彩りに溶け込み、
奥ゆかしく感じます。

近寄ると軒下の彫刻は活き活きとしていて、
一つ一つが見飽きません。
これが都から離れた地に息づく民の誇りなのだな・・・
ゆっくりと眺めました。

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七年に一度の式年大祭では、
宝光社の神様が父神様へご挨拶されるとのこと。
神輿が収蔵庫に展示されていました。
御社殿とは異なり、
神輿は漆塗で黒く輝いています。
非常に高貴な御子の乗り物といった感じですね。
この神輿が里を練り歩く姿、
拝見したいと思いました。

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翌日はよく晴れたので、
再度神道を下って帰京のバス停へと向かいました。
御社殿より伸びて下る階段は270段あまり、
おっかなびっくり下って下から見上げると・・・・
登るのはさぞかしキツイだろうな。(^_^;)
なぜ神社はここに鎮座されているのだろう、
それがちょっとひっかかりながらも
2日に亘って参拝しました。
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2016.09.26 戸隠神社 火之御子社 [諸国探訪]

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2016.09.26 火之御子社


中社から宝光社まで続いている神道の途中、
左に折れると火之御子社が鎮座されています。
道は、神社の横から境内に入りました。

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車道からの参拝路


まっすぐに伸びる高い木に抱かれて、
御社殿は静かに佇んでおられました。
御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)。
天の岩戸を開くために、
岩戸の前で舞を舞った神です。
舞楽芸能の神、縁結の神、火防の神として
尊崇されています。
戸隠神社に伝えられている太々御神楽は、
この神社から現代に伝えられています。

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5年前に雅楽を始めようと決心して、
私は今上達を目指して稽古に通っています。
最近の稽古の厳しさに挫折しそうになりながら、
天鈿女命に慈しみを願います。
雅楽は豊かな色彩に彩られる芸能ですが、
ここ火之御子社は一切の色彩を排除した御社殿が
人の営みよりも杜の営みに溶け込んでいます。
ここで想像する楽や舞も、
杜の色彩と馴染んだ清楚な芸能をイメージしました。

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御社殿の傍らに、
結びの杉と呼ばれるひときわ目立つ二本杉が立っています。
杉の肌は著しく捻れ、
空に突き上げています。
どうするとこの杉だけこのように成長していくのだろう、
私は空を見上げて息を呑みました。
やはり、どなたかが宿っているのだろうか。

確かに境内の中心に立つのは御社殿という人工建造物ですが、
神が宿っているのはここなのだな・・・・と思いました。
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2016.09.26 戸隠神社 神道 [諸国探訪]

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2016.09.26 注連縄で結界された中社から宝光社への神道


長野駅へ戻って少しくつろぎ、
戸隠を目指して路線バスに乗り込みました。
バスは急な上り坂・七曲を進んで、
どんどん標高を駆け上がっていきます。
こんなに山の奥に分け入っても人の営みはあるんだな・・・
凄いものだと思いました。

戸隠中社でバスを降り、
まずは宿泊の荷物を宿坊に預けます。
相変わらず泣き出しそうな空、
それでもまだ時間は十分にあるので
徒歩で巡ることにしました。
宿坊の主人に、
徒歩での道を教えて貰います。
中社からさらに登ると奥社と九頭龍社・
山を下ると宝光社・火之御子社が鎮座されています。
初日は山を下って、
宝光社・火之御子社へ参拝することにしました。

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自動車道から外れて、
杜の中を進む神道(かんみち)を進みます。
中社から宝光社までの約20分、
出逢った人は僅か3・4人。
観光シーズンの休日ともなれば、
こんな静けさとは巡り会えないだろうな・・・・と思いました。
人の気配がないと、
杜の息遣いが感じられます。
・・・もしかしたら、熊が出て来るかも・・・・(__;)
地元には、目撃情報も寄せられているそうです。

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杜の一角から呼び止められたような感じがしました。
ひときわ威容を誇る巨樹。
しばらく動けなくなるような圧倒的な姿です。
当然木には注連縄が巡らされていました。
この木の姿に触れる参拝者は、
皆私のような思いをしていることでしょう。
ここが伏拝所です。

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まるで尊い心を持つかのような姿の木や磐、
そのような場所に昔の人は神社を建立したのでしょう。
現代では御社殿があれば、
鳥居があればそこが神社と思われています。
私は街中に立つ御社殿よりも、
こんな樹木たちや磐が見守る地に神が宿ると思うのです。
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2016.09.26 善光寺 [諸国探訪]

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2016.09.26 善光寺・仁王門


朝の通勤ラッシュが大嫌いな私は、
始発電車を狙って行動します。
埼玉県大宮を6時台に発車する北陸新幹線かがやき号に乗車すると、
なんと長野には7時40分に到着してしまいました。
長野市街は通勤の人出でしたが、
東京のような殺気は感じられず善光寺まで歩きます。

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半べそ状態の空模様、
時折細かい雨が落ちてきます。
秋雨の季節となると、
台風がいくつも列島を直撃しカラリと晴れる日は例年になく減りました。
水不足が心配されていた夏から一変、
穏やかなお天気であってほしいものです。

善光寺は私の父の遺骨を納骨している関係で、
何度か参拝しています。
それでもご開帳の年が多いので、
賑わっている境内の様子が記憶に残っています。
昨年のご開帳は狂気的な混雑であったと聞いて、
それでもがんばる気力は湧かずにおりました。

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観光客が動き出す時刻より早いため、
境内は静かです。
門前で宿泊した場合は「お朝事」に参列しますが、
今回は予定に組入れませんでした。
「お朝事」法要は好きです。

胎内めぐりも始終私1人。
暗所恐怖症で一時期本当に危険だった私ですが、
ここ善光寺の胎内だけはなぜか好きなのです。
漆黒の闇の中、私の手に阿弥陀の鍵が触れました。
私の生まれて最初の記憶は、
この鍵にあります。
鍵の形状は残念ながら違うのですが、
そこから出口に向かって光が差し込む辺りの景色は記憶と同じです。

胎内巡り出口で納経を頂戴しながら、
お寺の女性とゆっくり語らいます。
善光寺のように巨大な観光寺院でも、
こんなに静かに過ごせるひとときがあるのだな・・・・少し驚きました。

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善光寺山門壇場より、自撮りモードで撮影

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時間にたっぷりと余裕を持っているので、
山門にも登壇。
高い場所から、長野市街地を見下ろします。
お勤めする方々の間で諍いの起きているこのお寺ですが、
ここから見下ろす人々の営みの中に諍いは絶えず。
もっともっと高い所に、
それらを全て超越した世界があって欲しいと思いました。
そしてできればそこに誘われたい・・・・
そう思いました。

昼食は以前宿坊でお土産に頂戴して気に入った、
和菓子屋喜世栄のおやき。
お腹を満たしたところで、
戸隠へ向かうバスに乗り込みました。
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