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2016.04.26 若冲展に行ってきました [興味津々]

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この日は、土日勤務の代休。
夕方は上野に近いお稽古場で稽古があるので、
東京都美術館で開催されている
若冲展
に出掛けてきました。

先週金曜日は夜勤、
真夜中にテレビを付けている状態にしていると
NHKで伊藤若冲の作品を解説する番組が放映されていました。
絵画の繊維までもが見える超高解像度による技法の解説、
確かに驚くような技法が紹介されています。
これは・・・・「見に行かなくっちゃ」ということになりそうだわ・・・・(-_-)

私は、実は絵画にはほとんど興味が沸きません。
仏教美術でも、絵画に関しては好きな作品は僅かです。
高野山霊宝館所蔵の、阿弥陀聖衆来迎図が最も気に入りました。
実は絵画となると好んで鑑賞するのは江戸絵画、
若冲・応挙・仙厓です。
中学時代の美術の先生が横山大観ゆかりの方であったため、
横山大観は大好きです。
これまでの私の美的感覚も、
この先生から私の描いた丹頂鶴を褒めていただいたのが唯一の記憶です。

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2016.04.26 閉館後の東京都美術館 
図録を買うにも行列に耐えなくてはいけません


若冲はこれまでも、
展示を求めて様々な場所へ出掛けていきました。
そして今回、
開催3日目にして大変混雑しているとの噂で、
平日の夕方を目指して美術館へ出掛けました。
しかし、
日曜日にテレビ番組で放映されたとのことで、
16時に入館しても展示の前には近づけません。
「テレビで見た!」という声が、あちらこちらで挙がります。
テレビの影響力とは凄いものです、
短時間でたくさんのにわか若冲専門家を作り上げました。
熊本の震災報道や様々な番組に於いて、
それを鵜呑みにする視聴者がいかに多いかを痛感します。
番組制作に携わる方々には、
その影響力の強さを肝に銘じていただきたいです。

「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅が一堂に展示されているのは、
さすがに圧巻でした。
一つ一つの作品の前には幾重にも人垣ができているので、
ここではじっくりと時間を掛けて人垣の流れを掴みながら鑑賞。
それでも、
人の多さに吐き気を押さえての鑑賞は苦痛でした。
テレビ番組で紹介していた緻密な技法を確認するのは、
到底ムリか超人的に迷惑を気にしない度胸を供えている人くらいでしょう。

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上野駅 こういう展覧会は地方で行って集客すればよいのに
やっぱり、東京の一人勝ちが嬉しいんだ・・・・


故宮博物院の白菜や鳥獣戯画など、
狂気ではないかと思うほどの長い待ち時間や行列ができる近年、
もし主催者がそれを喜んでいるとしたら勘弁してほしいものです。
ブームが去って気に入った若冲の作品がひっそりと展示されたら、
ゆっくり鑑賞に伺いたいです。
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2016.04.24 皇城へ [諸国探訪]

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2016.04.24 皇居・二重橋


雅楽を学ぶようになって、
毎年春と秋に皇居へ伺う機会ができました。
東御苑楽部庁舎では、
春のこの時期招待者を招いての演奏会が行われます。
お陰様でご招待をいただいて、
今年も伺いました。

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観覧席の椅子は手造りの高価な籐製。私のおしりははみだします。(-.-)


雅楽を学ぶようになって、今年で5年目。
師匠や先輩楽人からいただく言葉に、
さらに身の引き締まる思いがしています。
この年齢になってから学び始めれば、
大体は暇を持て余した年寄りの道楽と思われてしまいます。
皆様の気迫こもったまなざしや言葉は、
心に響きます。
ほんのわずかでもそして少しずつでも上へ、
師匠の演奏を拝聴して襟を正します。

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皇城を守る巨樹

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天守台跡より、楽部庁舎を望む


桜の季節を終えて、
御苑は新緑の季節に入りました。
若々しい緑の奥に、
一年中表情を変えない冷たいビルの壁が立ちはだかっています。
あそこに沈みたくないな・・・・
江戸城天守閣跡に佇んで、
オアシスから砂漠を望みました。

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厳密には、奥の橋・下乗橋と呼ばれていた正面鉄橋が二重橋です

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この、松ぼっくりのような飾りは何かしら・・・


二重橋前は、
正門石橋前まで進入が許可されていました。
巨大な正門を拝見します。
天皇誕生日などの一般参賀に参列した経験はありませんが、
すぐ目の前に天皇皇后両陛下のお姿をいただいた経験があります。
貴重な経験になりました。

天皇陛下は、
国民の安穏をいつもお気に掛けていらっしゃると聞きます。
天災や悲しい出来事のない、
穏やかな日々が送れたらよいのに。
災害に遭われた方々の、
一刻も早い回復を切に祈ります。
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2016.04.06 国立の花見 [諸国探訪]

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2016.04.06 国立・さくら通り 歩道橋より


この日は平日ながらお仕事の代休、
桜の短い花の季節は
東京では満開から散り際に移行するあたりです。

我が家から最も近い桜の名所は、
街路樹に植えられている桜通り。
毎日バスの通勤路で通る道です。
しかし今年は、何やら様子が違う。
桜の木に勢いはなく、間引かれてもいるようです。
かつて見事に枝が伸びていた横断歩道の辺りも、
枝は切り取られていました。
ソメイヨシノの寿命は50年と聞きますが、
寿命を迎えているのでしょうか。

国立駅から谷保駅へまっすぐに伸びる道は、
さくら通り・大学通りと名付けられています。
道を挟んで、一橋大学のキャンパスが広がっています。
我が家の最寄り駅からはバスが運行されており、
たくさん歩くときは徒歩でも出掛けたりします。

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谷保駅側からバスを下車して、
国立駅へ向けて歩くことにしました。
歩道橋からの景色はなんとも見事!
ここの街路樹は、
一本一本が太い幹に元気良く枝を伸ばしているのです。

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足元の路肩には春の花々も植えられ、
華やかな色に包まれていました。
穏やかな風が吹けば一面の桜吹雪、
やはりこの時期は桜と共に過すのが何よりですね。

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中央線国立駅は、
近年駅舎が新築されました。
それまでは三角屋根の趣きある駅舎が佇んでいました。
桜並木には、あの駅舎が似合っていたな・・・・
ちょっと残念です。

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一面の桜色に染められた街並みは、
それはそれは誇らしげでした。
一年のうちどこかではじけるような力を見せる街は、
住む人も誇らしい街ではないでしょうか。
私の住む界隈は、
5月連休の例大祭を誇ります。
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2016.04.02 さきたまの花見 [諸国探訪]

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2016.04.02 元荒川岸にて


私は基本的にひとり旅を好むのですが、
友人たちが今回日帰り花見ツアーを企画したとのことで
参加することになりました。

東京のお隣・埼玉県の行田市付近、
さきたま古墳群や古代蓮では有名な界隈です。
奈良まほろばソムリエ検定では古墳の知識も必要ですが、
全国の古墳を考えるならさきたま古墳群を外すことはできません。
それでも、
東京に生まれ育った私でも
これまで出掛ける機会には恵まれませんでした。

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物珍しそうに高崎線に揺られて、
吹上駅で下車。
元荒川沿いの2.5kmに及ぶ桜並木は、
『一度は見に行きたい日本の桜名所&名桜600景』にも数えられているそうな。
知らなかった・・・・
確かに川面を覆う桜は見事です。
華やかな宴も、延々と続きます。

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私たち一行はさきたま古墳公園へ、
お昼は予約しておいた
『磯料理一寸一』でいただきます。
海無し県の埼玉で、
生しらすに出会えるとは驚きです。
食べ進んでも次々に現れ出てくる海鮮に、
「海無し県、がんばるなぁ・・・」と皆の歓声が上がりました。

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さきたま古墳公園の桜がここまで見事とは、
私も予測していませんでした。
古墳も徒歩圏内に、
美しいフォルムでいくつも横たわっています。
小山のような円墳・円墓山古墳の墳頂に登って、
関東平野を一望します。

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円墓山古墳墳頂より、稲荷山古墳


桜も菜の花も綺麗に咲き揃った、
丁度良い頃合いの日に訪れることが出来ました。

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国宝・三環鈴 天河弁財天社の五十鈴を連想する気になる鈴


続いて、『県立さきたま史跡の博物館』へ。
まがたま造りを体験したかったのですが、
既に受け付けは終了しておりちょっと残念。
国宝・稲荷山鉄剣にも再会しました。
ここでは、
マナーを守れば写真撮影も許可されます。

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県文化財 笑う埴輪


埴輪たちの展示では、
有名博物館で展示されているようなお高くとまった埴輪たちとは異なり、
とても身近に感じる姿・表情の埴輪たちに出会えます。
県立の無名博物館と侮っていた私は、
居心地の良さに感動しました。

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行田市は近代建築の保存にも力を入れているようで、
趣きある建物や橋脚をいくつも見学することができました。
自分の住む地から日帰り圏内でも、
たくさん面白い発見ができるものなのだな・・・・
今年の桜の季節はなんとなく鬱々と迎えたのですが、
今回の散策で花たちに心を開かせてもらえました。

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2016.03.28 みてら・泉涌寺 [諸国探訪]

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2016.03.28 閉門間際のみてら・泉涌寺


日も随分と傾いて、
京都の一日もまもなくお別れ。
新幹線までの時間を気にします。

あと少しをどこで過すか、
まだ拝観者を受け入れている泉涌寺へ伺いました。
女子校の修学旅行団体が笑い声を響かせていますが、
夕方の広い境内はそれを飲み込む静けさを保っています。
やはり神社やお寺は空間・静寂、
何を愛でるかと言えばそこではないでしょうか。

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閉ざされた唐門より、霊明殿


方丈にて納経を頂戴、
ここから庭園へは更に拝観料をお支払いして拝見するとのこと。
時間もおしているのはさることながら、
ま・・・・ここまでで良いかなと辞してしまいます。
京都・奈良での寺社参拝に興味を示す観光客は多いと思いますが、
多額になる拝観料には首をかしげたくなります。
それぞれの寺社が多額の維持費を必要としているのは理解できるのですが、
観光客の負担が大きいのはいつも旅の楽しみに影を落とします。
拝観料を設定すると観光客が避けて通る、
この悪循環はなんとかせねばなりませんね。

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舎利殿


泉涌寺は皇室の御寺、
建物の気高さを拝見していても十分に心が洗われます。
西日が差し込む時刻の散策も良いですね。
空のご機嫌で上醍醐参拝は遮られてしまいましたが、
ありがたいひとときを過させていただきました。
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2016.03.28 今熊野観音寺 [諸国探訪]

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2016.03.28 泉涌寺道より、今熊野観音寺


往復2時間ほどの上醍醐参拝を、
突然の霰混じりの雨で遮られた私たち。
新幹線までの時間が、
中途半端に余ってしまいました。
どうしたものよのぅ・・・・・と思案した末、
西国三十三ヶ所納経帳を持参していることでもあり
もう一つ納経を増やすことにしました。

醍醐寺から鉄道でほどなく、泉涌寺界隈へ。
駅へ到着すると、またしても雨。
駅前で、雨宿りがてら遅いランチを摂ります。
食事を終えた頃には、
空も機嫌を取り戻してカラリと晴れてきました。

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今熊野観音寺

後白河法皇より山号を賜り、「新那智山」と称します。
弘法大師が熊野権現のご霊示を受けて、
この地に庵をむすばれました。
奇しくも熊野那智山よりここ今熊野を参拝した私は、
雨により導かれたのかも知れません。

納経を受けようかとモジモジしていたところで、
大勢の巡礼団が到着しました。
どこぞのお寺が主催しているようです。
大量の納経帳が納経所へ提出されました。
私たちはその一大作業が終了するまで、
しばしお待ちすることにしました。

巡礼の方法も、
交通手段の発達によって様々。
お寺の導きによってバスに乗り込み、
ピンポイントで門前まで連れて行っていただくのも
一つの信仰の形態ですね。
私は体力と時間の許す限り、
自分のペースを保って周囲の自然や人々の営みを感じ取りながら
巡ることを楽しみたいです。

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さらに小高い場所に立つ多宝塔に至ると、
西に広がる京都盆地が眺められました。
醍醐寺や東寺駅前で見舞われた雨をもたらす雲は、
どれだろう・・・・
空の気まぐれで、
この日のスケジュールも変更を余儀なくされました。
それはそれで良かったのかも知れない、
人生とはそんなものなのかもしれない。
青く澄み渡る空の下で、
深呼吸しながら考えていました。
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2016.03.28 醍醐の花見 [諸国探訪]

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2016.03.28 下醍醐


関西旅行の最終日は、
京都の友人と過す予定でした。
どこへ行こうか。
思いついたのが、上醍醐。
季節もうまくいけば当りだし、
ちょっとした縁で手に入れた西国三十三ヶ所巡礼納経帳の
納経を1つ増やすことが出来ます。

春日大社を後にしたのは、
予定より1時間遅れ。
友人と待ち合わせ時間を調整して、
醍醐寺に至りました。
醍醐の桜は見事に開花し、
行く手一面に花のアーチが広がっています。
お昼の時間帯ながら、
平日を選んだのは懸命でした。

上醍醐へ登るのに有料になったと聞いて、
京都在住の友人も憤慨。
確かに、寺社観光の拝観料出費は増大しました。
下手をすると、
1日で2,000~3,000円出費してしまいます。
今回熊野や奈良・京都を巡って、
有料と聞いて参拝(入場)を諦めて帰って行く観光客を数多く見かけました。
私たちも、
庭園の有名な観光スポットは回避しました。
寺社の維持管理には多大な費用が必要なのは、よく分かります。
今は崇敬者が離れてしまい、
観光収入のみでやりくりせざるを得ない寺社も多いのではないでしょうか。
そして観光客が高額な拝観料を避けてしまうとなれば、
本末転倒のように思えます。
私も観光客ではなく崇敬者でありたいと思うことがあったのですが、
寺社が求めていないように感じたりしました。

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醍醐寺境内を巡ろうとすると、
風は突然冷たくなりザッ・・・・・・と雨が落ち始めました。
慌てて軒下に雨宿りする私たちの前を落ちる雨は、
パラパラ・・・・と音を立てます。
足元を見ると白いつぶつぶ、
霰も落ちてきていたのでした。
雨はみるみるうちに地面を潤し、
山道を歩きたいと思っていた私たちの意志をくじけさせます。
今日はムリ・・・・・・(-_-)
諦めるしかないほどの足場になって雨は止み、
空には青空も見え始めました。

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上醍醐の納経は納経所が火災に見舞われたとのことで、
麓でいただくことができてしまいました。
当初の目的である納経はいただけましたが、
上醍醐にお参りしたかったな・・・・・
春日大社を辞するのが予定通り1時間早かったら、
私たちは上醍醐で雨に当たってしまったのでしょうか。

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花爛漫の下醍醐をゆっくり散策しました。
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2016.03.28 この春のJR東海は、春日大社 [春日大社]

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2016.03.28 春日大社


今回の旅、
最終日の朝はいつものように春日大社の朝のお参り。
今回は特に此処にまつわる心願があったので、
大祓詞に願いを込めます。

春日大社はこの朝のお参りに、
東日本大震災や紀伊半島大水害などの災害復興を祈願します。
今回私がバスで通った熊野川沿いは、
紀伊半島大水害で大きな被害を被りました。
まだその爪跡が残っていることをこの目で確認して、
人の力など自然には叶わないのだ、
できることは自然の怒りを招かぬよう心得るのだ・・・と教わりました。
今年は私が災害派遣任務に就いた、
東日本大震災被災地への再訪も実現の見込みです。

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さて、私の住む東京では、
JR東海が奈良や京都を紹介するCMが人気です。
職場の休憩時間に四季折々のこのCMが放送されると、
テレビ画面に釘付けになります。
この春『うましうるわし奈良』のテーマは、春日大社。
今回の峰入りのさい、
一足早くこのCMを拝見することが出来ました。
お合道を静々と歩む、白い装束の神職の姿が清楚です。
実際に春日大社を参拝して、
このような景色に出逢うことは難しいかもしれません。
殆どの時間帯、観光客に占拠されてしまうからです。
でも、
運が良ければCMのような風景に出逢えるかも知れません。
私は実際、何度か出逢えています。
それは逆に言えば、
観光客のマナー次第だとも思うのですが。
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2016.03.27 氷室神社の桜 [探訪・大和路]

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2016.03.27 夕刻の氷室神社


春日の峰を巡る会は天候を考慮して、
2時間ほど早く下山しました。
街中へ戻る頃は、
日が落ちるにはまだ少しの猶予がありました。
氷室神社の桜に会いに行こう、
同行の面々と氷室神社へ参拝することにしました。

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夕刻ながら、
神社の境内を覆うように咲くしだれ桜の下には
雲霞のように人が群がって撮影しています。
私も、
この桜は奈良で最も早く開花する桜と認識しています。
毎年3月21日から始まる法隆寺お会式に参列していた頃、
何度か開花に会うことが出来ました。
奈良に到着してまだ蕾のこの桜にまみえ、
翌日再度出掛けると満開だった経験もあります。

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私たちも桜の下でシャッターを切っていると、
拝殿のほうから雅楽の音が聞こえてきました。
これは生演奏?
階段を上がると、
舞人の姿が見えました。

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花爛漫の神社で舞楽を愛でる、
思いがけずそんな風景に出逢いました。
演奏についていちいち注文を付けたくなってしまう自分の身の上には、
ちょっと残念にも思ってしまいましたが。(^_^;

氷室神社の桜とは、
もう随分と長いお付き合いになりました。
正面に咲く木は年々樹勢が衰え、
かつての水量豊かな滝を思わせる枝振りはもう見る影を失いました。
やがてその隣で成長している若木が、
見事な枝振りを誇ってくれることでしょう。
その姿に会えることができるだろうか・・・・
桜の季節にこの先の息災を祈りました。
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2016.03.27 春日の峰を巡る [春日大社]

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2016.03.27 若草山山頂にて


今回の旅の目的は、
熊野詣・日本一長い路線バスに再会すること、
そして春日の御笠山に心願成就の祈願をすること。
春日大社で季節ごとに行われている、
峰入りに参加しました。

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早朝の御笠山
東京ではできない、屋外での笛の稽古
これからお山へお参りさせていただきます


旅行中は殆どテレビを見ないことにしているので、
この日の天気は雨になるらしいと朧気に聞き知った程度でした。
春日の禁足地・御笠山へ登拝、
お山への願いを込めて手を合わせます。
当初はここから白毫寺へと向かい、
高円山登山を予定していました。
しかしここで雨に遭うと足元もかなり危険になるため、
主催者は行程を短縮して滝坂道へと進路を取りました。

朝早めに宿を出発していつものように笛の稽古の時間を取っていた私は、
山を登り始めてからすぐに空腹を感じていました。
「お腹空いた・・・首切り地蔵さんのところで、ご飯食べたい・・・」
その一心で昼食場所の首切り地蔵さんに辿り着いた私たちに、
風は一瞬にして冷たくなりサラサラ・・・と雨が落ちてきます。

ああ・・・やはり天気は崩れてしまった・・・・
あずま屋で雨宿りしながら昼食を摂ります。
それまで息を弾ませて登ってきた滝坂道、
体温は十分に上がっていたはずなのですが、
ひんやりした風は一瞬にして寒気を感じるほどになりました。

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春日の峰の奥にひっそりと横たわる龍王池、
龍が棲んでいたと伝わる池です。
禁足地となっていますが、
錬成会ではここへも参拝します。
水を司る鳴雷神社へ般若心経を皆で唱えていると、
それまで身体を冷やしていた気配は一瞬にして変わり、
サァ・・・・・ッと日差しが差し込んで来るではありませんか。
あ・・・・、雲が抜けた。
参加者は、奇跡のような時間に息を呑みました。

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ここからは春日奥山の道路へ至り、
一路若草山へと進みました。
今年は悪天候で焼き直しが行われた若草山、
桜が開花したとはいいながら
見渡す景色はまだ冬のいでたち。
雨をもたらした雲は西へ、
もう天気を気にすることなく歩けます。
景色はまだ冬ながらも、
鹿の毛並みは夏毛へと変わりつつあるようです。

当初の予定より2時間早く、
春日の峰入りは終了しました。
それでも、
悪天候の中辛い思いをせずに無事執り行われました。
私が気になったのは、
山が沈黙してしまっていたこと。
御笠山を登拝している間、
木々は全く揺れ動きませんでした。
数年前までは、
山はサワサワ・・・と木々を揺らし
まるで話しかけて下さっているようでした。
どうかここに神様が戻っていらして欲しい、
山が生き生きと呼吸をして欲しい・・・・
ここは人の欲だけが満ちる空間ではないのだ、
山を巡った参加者たちと共に祈りました。
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