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2016.12.03 法隆寺の影 [法隆寺]

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ここのところ、真冬の旅が大好きになりました。
冬晴れのカラリとした青空、
キン・・・と引き締まった空気・風が心地良いのです。
何より観光シーズンから外れて、
観光客が少ないこと。
私は本当に人混みがニガテになってしまいました。
年齢を重ねていくごとに、
すれ違う見知らぬ人の念まで感じてしまうようになってきたのです。
そして、それがとても汚らわしいものに感じてしまう・・・
だから、
逃げるようにこの季節を選ぶようになったとも思えます。

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冬の朝の法隆寺
時間に余裕を持って巡れば、
そんな静かな時間を過すことが出来ます。
冬至に近いこの時期であれば、
長く尾を引く飛鳥建築の影の美を楽しむことが出来ます。
参拝客の誰も、
そんな楽しみ方はなさらないでしょうね・・・・・

五重塔や金堂は屋根が幾重にも重なっているので、
ギザギザの影が広い西院伽藍にコントラストを与えます。
金堂の風鐸が美しく影を落としているので、
思わず拾い上げたくなってしまいます。

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講堂の影の先には不断桜。
この季節がいちばん花を付けるのですが、
この桜は花が少ないようです。

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飛鳥建築独特の連子窓からは、
名残の紅葉が鮮やかに語りかけてきます。

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『旗尾・分川』の碑を携えた水甁形の手水、
覆い屋の影が面白い形になっていました。
観光客が列をなすシーズンであれば、
ここは踏み荒らされているだけの場所です。

数年前であれば「知ること」が楽しくて、
東京でも様々な講演会やシンポジウムに出掛けていました。
その甲斐もあってか、
奈良まほろばソムリエ検定のソムリエも取得できました。
でも最近では、
「感じること」の楽しさを求めるようになりました。
観光客が踏み荒らして通り抜ける影たち、
そんなところに面白さを発見するようになりました。
私の心の中で、
何かが終焉を迎えたような気配です。

「法隆寺の影」といっても、「暗い影」の話題ではありませんでした。
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