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2016年 舞楽・蘇莫者 [雅楽]

9411somaku.jpg
1994.11 天理大学雅楽部による蘇莫者


今年は申年、
舞楽で最も上演されるのが『蘇莫者』です。

1、聖徳太子が信貴山に行くとき尺八を吹いたところ、
山神が現われて舞ったものを四天王寺の楽人がこれを元にして舞を作ったという説。
2、役行者が笛を吹きながら大峯を行くと、
その曲に感じて山神が舞ったという説。
などの伝説を持つ舞です。

楽家の薗家に伝えられ一子相伝とされていますが、
長子相伝で他家の使用を禁じた黒い老猿の面が伝えられているとのこと。
私は6年前に薗家の伝承者であった方の舞を、
偶然拝見しました。
まだ龍笛を始めたばかりの頃であり、
今思えばもっともっとしっかりと拝見しておけば良かったと思います。
舞は薗家長子から別の舞人へ受け継がれたとのこと、
果たして全てが受け継がれたのでしょうか。
雅楽の世界では、
正統でなければどこかに変化を付けて伝えることも多いのだそうです。

somakusha2.jpg
2002.04 法隆寺聖霊会


これに先立つ2002年、
10年に一度執り行われる法隆寺聖霊会でこの舞を拝見しました。
雅楽にうっすらと興味があったながらも、
全く分からずに舞を追っていました。
法隆寺の飛鳥伽藍に鎌倉時代の部材で舞台が設えられ、
源頼朝寄進のだ太鼓に乗せて山の神が舞います。
いつもは観光客の姿ばかりの伽藍が、
幽玄の世界に変わったひとときでした。
10年後の2012年に行われた聖霊会では、
舞の奉納直前に降り出した雨で結局中止となってしまいました。
2022年まで待つしかありません。

さらにこれに先立つ1994年、
斑鳩町は天理大学雅楽部による蘇莫者を上演しました。
私も物珍しさで拝見しました。
当時の大学生たちは、
今雅楽を続けているのでしょうか。
そうであれば、
様々な場面で大活躍の年頃の方々でしょう。

151031somakusha.JPG
2015.10 明治神宮


昨年末、
今私の師匠を勤めて下さる先生方による蘇莫者を拝見しました。
技術だけではなく、
観衆をグッと引き寄せて別世界へ誘う迫力を感じます。
拝見する私も、
しっかりと雅楽を教わる環境に身を置くことになりました。
自分がどこまで歩み続けることができるか、
この舞と共に見守っていきたいです。
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