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2012.05.05 子供の日萬葉雅楽会 Ⅱ [探訪・大和路]
2012.05.05 舞楽 迦陵頻
管絃の演奏に続いて、
いよいよ舞楽が演じられます。
演奏の合間に南都楽所から雅楽や舞楽についての説明があるのですが、
どうもこの辺り日本人にはアレルギーがあるらしくて
興味のない話題には聴く態度を起こしませんね。
ある程度は聴いておかないと、
雅楽・舞楽を聴く目的に幅は出ないのですが。^_^;
もしかしたら日本人は、
教育の方法間違っちゃったんじゃないかな?と思うことがあります。
子供の頃に、
興味のあるなしに関わらず強引に知識を詰め込まれますから。
私も「学ぶ喜び」を感じたのは、
はるか大人になってからですから。
それでも「学ぶ喜び」に至ったことは、
幸せなのかもしれません。
こどもの日らしく、童子の舞楽が2曲舞われました。
迦陵頻(かりょうびん)
祇園精舎の供養の日に、迦陵頻伽という鳥が飛んできた姿を舞いにしました。
胡蝶(こちょう)
宇多天皇のときに、蝶の舞う姿を舞いにしました。
赤と緑を基調とした装束に身を包んだ童子四人ずつが
愛らしく舞います。
私もこんなに小さな時分から雅楽を教わりたかったな・・・
今頃後悔しています。
さらにはこの年頃だったら、
きっと遊びまくってお稽古どころではなかったかな?・・・・とも思うのです。
どちらにせよ、もう戻れませんが。^_^;
2012.05.05 子供の日萬葉雅楽会 Ⅰ [探訪・大和路]
ここ数年、私の大きなテーマになっている雅楽。
毎年5月5日は、
春日大社萬葉植物園で子供の日萬葉雅楽会が催されています。
私は来年以降の5月5日に出掛けることが困難になると予想されるので、
今年を最後のつもりでやってきました。
朝早くに出掛けた長谷寺でゆっくりと過したので、
奈良市内に戻ってくるのが予定ギリギリになりました。
ここで誤算。
近鉄奈良駅前から春日大社方向へのバスがやって来ないのです。
毎年連休は、
マイカーによる大渋滞で登大路への公共交通機関がマヒします。
これではフリーきっぷを購入しても、
使うことすらできないな・・・・・(ーー;)
はあ、仕方ない・・・・春日大社まで歩くことになってしまいました。
初めて訪れた萬葉植物園の散策路はよく分からず、
舞台正面は既に数重の人垣で占められています。
私は、舞台真横から鑑賞させていただくことにしました。
まずは管絃の部。
演目は、
太食調音取(たいしきちょうねとり)
傾盃楽急(けいぱいらくきゅう)
嘉辰(かしん)
笙・篳篥・龍笛の吹物(ふきもの)と琴・琵琶の弾物(ひきもの)、
それに太鼓・鞨鼓・鉦鼓の打物(うちもの)で構成された音楽です。
太食調(たいしきちょう)は、雅楽の調子の1つです。
洋楽同様雅楽にも調子があり、
曲の雰囲気が異なります。
季節や方位などを司っており、
行事の性質などによっても選ばれる調子があるそうです。
私も今雅楽を教わっているところですが、
奥の深さには驚かされます。
因みに太食調音取は私も演奏できる曲なのですが、
この曲を奏でていると不思議と心がワクワクしてくるんですよ。
傾盃楽急(けいぱいらくきゅう)
玄宗皇帝の作で、誕生日にこの曲を聴き盃を傾けたと言われています。
中国の王朝の祝宴がイメージできるでしょうか。
嘉辰(かしん)
朗詠と呼ばれるジャンルに属しています。
漢詩を演者が朗々と歌い上げます。
「良き時節にあって、よろこびはきわまりなく、
千年万年を祝ってもその楽しみは尽きることがない」
という意味だそうです。
賑やかな洋楽ばかりを聴いていた頃
雅楽のゆったりとしたペースが退屈で仕方なかったのですが、
じっくり聴くとそのメロディーの優雅さの虜になりました。
かつて頭の上を通り過ぎていた曲たちは、
心にじ・・・んと染み入って時の流れを穏やかに広く深く感じさせてくれます。
都会で増えつつある精神疾患を持つ人々にも、
効果のある音楽ではないかとさえ思いました。
今回はさらに屋外での演奏、
空・木々の若々しい緑・水面、
そして風は藤のほのかな香りを運んできます。
なんという素晴らしい演出でしょう。
私たち聴衆は、
そんな空間に心静かに置かれてみるのです・・・・
私語を全く慎まなかった観光客の皆さん、
そうしましょうね。^_^;
2012.05.04 大仏鉄道跡 [乗り鉄体験記]
5月4日夕刻。
日中の長い5月は、
めいっぱいお出かけしたくなりますね☆。
今回、
長年ネットを通じてお話させているKさんと
ようやく初めてお目に掛かることとなりました。
以前よりお話させていただいていた、
大仏鉄道跡をご案内いただきました。
以前、大仏鉄道記念公園へは出掛けたのですが、
廃線を巡るには徒歩では困難です。
大型連休で観光客が大挙して押し寄せる社寺を避けて行動するのが、
最も賢い選択ですね。(^-^)
奈良まほろばソムリエ検定テキストによると、
明治30年代に開通し、10年足らずで廃止された関西鉄道加茂・奈良間の路線。
明治31年(1898)4月19日に関西本線の前身である関西鉄道が、
名古屋方面からの大仏参詣を主とする奈良への観光客誘致を目的に、
加茂駅(京都府相楽郡加茂町)から大仏駅(奈良市法蓮町)まで開業。
翌32年5月21日に奈良駅まで乗り入れを果たす。
しかし途中区間の黒髪山や鹿背山あたりの勾配が急であることや、
木津駅を経由する現在のルートが完成したため、
明治40年(1907)に廃止された。
とあります。
44号線を北東へ向けて進むと、
やはりかなり高低差があるんですね。
ここを機関車がエッチラオッチラ進んだのだと思うと、
当時の苦難が想像されます。
44号線と分かれて道が細くなると、
周囲が開けました。
宅地開発が大規模に進められています。
今ではただの道路となってしまった廃線跡は、細々とした道。
新興住宅地の生活道路としての位置づけとなった場合、
道の風情は保存されるでしょうか。
大仏鉄道保存会が発行しているパンフレットを参考に、
今でも遺跡として残されている場所を探します。
梶ヶ谷隧道
鹿背山地区にある遺構の中で最も美しい原風景を残す農業用トンネル。
赤橋
赤煉瓦製橋台で昔の原風景を色濃く残している。
大仏鉄道保存会が道しるべを建てて下さっているので、
パンフレットを片手に探せば容易に目的地へ到達できました。
明治時代の遺構は、
人の手によるコツコツと積み上げた煉瓦たちが
鉄道の活躍を待ちわびる人々の思いを語っているようです。
今の時代は、
重機たちがあっという間に建造物を造り上げてしまいます。
じれったい走り方でそれでも健気に参詣客を大仏駅へ送り届ける機関車、
客たちは憧れの大仏参詣に心を躍らせていたことでしょう。
新幹線であっという間に東京から輸送されてきた私は、
当時のワクワク感を羨ましく思うのでした。
中心市街から一山越えるとこんな風景に出会える、これも奈良の魅力です。
大仏鉄道保存会は、
この遺構を後世に伝えるべく活動を続けていると聞きました。
廃線跡の景色は数年後に一変してしまう気配ですが、
古き時代に思いを寄せることのできるこの道を
ぜひ守っていきたいと思うのでした。
2012.05.11 與喜天満宮の天神様 [興味津々]
2012.05.05 長谷寺 長谷寺の僧侶は連歌橋を渡って與喜天満宮へ通っていたそうです
奈良旅行の報告は、
今後も続けます。
今日はお仕事終了後、
へとへとながらも上野東京国立博物館へ足を運びました。
與喜天満宮の天神様にお目に掛かるためです。
以前私はこのブログで、
初瀬の與喜天満宮はパワースポットであると書きました。
鴨媛流パワースポット
その後ほどなくして、
ご神体の天神様は昨年夏に奈良国立博物館にお出ましになりました。
私は毎年その時期に奈良を訪れているので、
嬉々として天神様にお目に掛かりました。
かの神域を司るご神体として、
天神様はふさわしいお姿でした。
そして平成24年度、
天神様は製作年代の分かる日本最古の御像として
新たに国の重要文化財に指定されました。
今回東京国立博物館では、
今年新たに国宝・重要文化財に指定された美術品が
一堂に集められて展示となりました。
またお会いしたい、
その思いが強くありました。
初瀬の里では天神様を篤く崇敬しており、
今回重要文化財にしていされたとはいえ
今後も末永くご神体として御鎮まりいただきたいと思っていらっしゃるそうです。
私もそれが何よりよろしいと思いました。
今回は大切な機会となりました。
天神様の表情は、
まるで生きていらっしゃるかのよう。
やはり與喜のお山に御鎮まりになりたいと
おっしゃっているようにさえ受け取れました。
初瀬のの與喜山へ、
またゆっくりとお参りに伺いたいと思います。
2012.05.06 今盛りなり 藤 【春日大社編】 [探訪・大和路]
2012.05.06 春日大社本殿 多賀神社
朝のお勤めに参列するため、
この日も春日大社から旅を始めました。
本殿には世にも有名は
砂ずり藤が花を咲かせていました。
しかし、
以前に比べて花は格段に勢いを失っています。
樹勢が衰えているとのことです。
観光客が大勢いたからか気に止まらなかったか、
写真を撮影するのを忘れてしまいました。(ーー;)
本殿から若宮へいたる道の途中に、
山へ向けて鳥居が立っています。
ここが本宮への道。(正確には禁足地なので道はありません)
ここにも山藤が、淡い紫の光を放っていました。
「お山への参拝、また行うように」と話しかけられたようです。
若宮様の社殿左右を取り巻くように、
藤蔓が見受けられます。
向かって右は既に花を付けていますが、
左はまだ蕾も固い状態。
春日大社で、
最も遅く花を咲かせる藤の木なのだそうです。

今年注目を浴びている金龍神社では、
八重桜越しに藤を愛でることが出来ました。
八重桜は小粒で清楚な花を付けています。
奈良八重桜かな?
県庁前の奈良八重桜は既に葉だけとなっていました。
この桜の種類をご存じの方、
ご一報お待ちしております。

藤は近くで観賞できたものでは、
最も立派でした。
さすがは藤のお社・春日大社。
この日、
若宮様に差し掛かったところで雷雨になりました。
山が轟いているのかと思いたくなるほどの雷鳴、
この場所で雷雨に見舞われたことは、
まるで神意であるかのようにさえ感じました。
春日の藤、
来年もう少し探訪したくなりました。
2012.05.05 今盛りなり 藤 【萬葉植物園編】 [探訪・大和路]

5月5日、
奈良へは何度も訪れていながら、
萬葉植物園に入園したのは今回が初めてです。
大型連休に訪れるのは、
なんといっても気候の良さと花の饗宴です。
当りの年もあれば、ハズレの年もあり。
当りの花もあれば、ハズレの花もあり。
そして今年は、
藤が大当たりです。
萬葉植物園では、
早咲きから遅咲きまで同時に花開きました。
藤園内は、
もともと規模が小さいのか
それとも藤が見事に開いて空間を占めているか。
とにかく空間よりも花の体積の方が多いんじゃないかな・・・
なんて思ったりもします。
これよりは言葉も出ない美しさ。
今年は天候不順が多かった大型連休、
薫風吹く爽やかな日が恋しいです。
2012.05.04 法隆寺にて [法隆寺]
西院伽藍金堂から伸びる参拝者の行列
新幹線を飛び降りて、
一番早く出発する近鉄線で奈良へ。
行く先はどこだろう・・・
これで本日の予定の順番を決めることにしていました。
結果、参拝しようと思っていた法隆寺は最も混雑するお昼過ぎ。(ーー;)
ま、何度も訪れているお寺だから
こんな日もあって良いだろうと実行。
今回は近鉄の世界遺産フリーきっぷ利用なので、
どこまでこのきっぷで動けるかやってみよう・・・・
というわけで、
近鉄奈良駅から西の京・斑鳩周遊ラインバスに乗り込んでみます。
バスの時刻もちゃんとチェックしておかないと、
時間ロスしちゃうわよ。(*^_^*)
以前は王寺行きのバスを良く利用しました。
今は、運行していないみたい。
とても残念なことは、
このバスの乗車中に交通事故を目撃してしまったこと。
左折の乗用車が自転車を巻き込みました。
自動車も自転車も便利な乗り物ですが、
使い方を誤れば
一瞬にして人生を暗転させる道具でもあることを知るべきです。
法隆寺は予想通り観光客でごった返しています。
オフシーズンの人気のないこのお寺ばかり徘徊している私には、
息苦しい空間と化していました。
日本人はホントに律儀に並ぶ民族ですね。
少し時間をずらせばこんな行列はできないのですが、
みんな同じ行動を取っちゃうんですね。
驚いたのは、五重塔の南面にできた行列。
塔の4つの面に、
それぞれの釈迦に関わる場面が描かれています。
美術的にも物語的にも優れているのは、
東面の文殊・維摩問答図あるいは北面の釈迦涅槃図。
北面に並ぶ羅漢の塑像の表情は、
今にも声を挙げそうなほどの迫力です。
ここには行列はできていません。
う~ん、どうしちゃったかな。
皆さん、もう少し予習しましょう。
金堂や夢殿にも、延々と長い行列。
どちらも本来なら、
ゆったりと仏様と対峙したいところです。
オフシーズンに法隆寺で静かに佇む・・・・
私がそれだけヒマなのかな?
いえ、
価値観の焦点をそこに置いているんです。
スキーシーズンでも、奈良を巡っていますよ。(^-^)
今回釈迦三尊や救世観音様にお目に掛かるのは、
諦めることとしました。
で、この日。
私が向かったのはお寺の北にある天満池。
池の畔から伽藍を眺めて、風に吹かれていました。
東京の生ぬるくて臭い風とは、明らかに違います。
里を縫う道は人影も少なく、
レンゲの清楚なピンクの絨毯も見受けられるのでした。
大型連休に出掛ける奈良、
勝負は予習と時間の使い方ですよ。
2012.05.05 長谷寺 [探訪・大和路]
今年の大型連休、
前半は仕事のため旅行を断念。
後半に出掛けることとしました。
私はとにかく人で混雑する場所がキライ、
でもこの時期は季節も良いし、
様々な行事や花に出会えるので出掛けることにしています。
特にここ数年は天候が不順なので、
季節の花にうまく出会えないことも良くあります。
今回はどうでしょうか。
奈良旅行2日目、
人でごった返すこの時期の旅には朝の行動がポイントです。
長谷寺駅には、午前8時過ぎに到着しました。
この時間であれば電車を降りる観光客もまだまばら、
参道を歩く人を蹴散らすマイカーにも悩まされずに歩けます。
この日の牡丹は、
盛りを僅かに過ぎたものが大半でした。
もう2・3日早ければベストだったかな?
でもこの日は薫風吹く爽やかな晴れ、
お天気とのコンビネーションは最高だったと思います。
私のマンションでも、
牡丹を育てた経験があります。
小さな植木鉢の中で大輪の花を7つまでつけてくれたのですが、
その後ひっそりと枯れてしまいました。
私のマンションの周囲にはさらに大きなマンションが建設され、
1日のうちのかなりな時間日差しを遮るようになってしまったのです。
こんなに狭くて息苦しい場所に花を置くことはかわいそう、
それから私はベランダに花を置くことをやめました。
お寺では、
観音様のおみ足に触れる特別参拝が行われています。
私も最近足腰の衰えを感じているので、
これからも楽しく歩けることを祈願しました。
真下から見上げる観音様、
この時期ならではのお参りをさせていただきました。
5月5日は専誉僧正恩徳会とのことで、
朝9時から法要が営まれました。
長谷寺は、豊山派声明の本山。
私は声明も大好きです。
若い僧侶たちの美しい声が新緑の山に響き渡ります。
私は次の目的地へ向かう足を止めて、
聞き入ってしまいました。

長谷寺は、
與喜の山に抱かれたお寺。
この山の中腹に鎮座する天満宮にもお参りしたかったのですが、
タイムリミットで次回。
御神像である天神様は、
今回国の重要文化財に指定されました。
私と入れ替わるように東京へお出まし、
東京でお参りすることに致しましょう。
天神様は土地の皆様にとって大切な神様、
今後は神社で静かにお守りしていきたいとの意向とのことです。
私もそれがよろしいと思うのです。
今回も参道で三輪そうめんを大量買い、
21束のそうめんを肩に・・・・・
やっぱり体育会系負荷の歩みを続けることになってしまうのでした。(^0^;)
2012.05.03 武蔵府中大國魂神社 くらやみ祭 [興味津々]
私の住む街、
武蔵府中大國魂神社のくらやみ祭。
4月30日から5月6日に亘って執り行われます。
東京でも大きなお祭りの1つです。
昨年は東日本大震災の発生により、
大祭は自粛されました。
神社が東北鎮護の目的をもって鎮座しているため、
東北への想いを持って自粛されたのでした。
5月3日は、
神社の参道であるケヤキ並木に8台の山車が勢揃いし、
その絢爛さや囃子の腕を競います。
今日は朝から強い雨が降り続き、
あいにくの日よりとなってしまいました。
山車が集まる午後6時近くになって、
ようやく傘をささずに外出できるほどになりました。
私の自宅からも、
お囃子の賑やかな音が聞こえてくるようになりました。
ちょっとケヤキ並木までお散歩、
並木にはたくさんの観光客が訪れています。

8台の山車も、
賑やかに囃子や踊りを繰り広げています。
今年の祭りは、
昨年の分も込めて盛大になりそうですね。
私はといえば、明日からお出かけ。
来年からこの3連休は、
地元で過すことになりそうなので。(*^_^*)
2012.04.29 明治神宮春の大祭[舞楽] [諸国探訪]

自分で雅楽の龍笛を学ぶようになってから、
できるだけ雅楽に触れる機会を作るようにしています。
今日は明治神宮で舞楽奉納があるとの情報を手に入れたので、
久しぶりに参拝することにしました。
かつて私は物心付く前から成人してしばらく、
渋谷に住んでおりました。
成人式の晴れ着で参拝したのは明治神宮。
今日砂利道を歩いても、
あの時の息苦しさと慣れない草履の痛さが蘇るのでした。
大型連休がスタートして、
一気に日差しが強くなりました。
日なたでの参列はかなり厳しいものとなりました。
舞楽を演じる方々には、
さらに過酷な条件であったことでしょう。
左方・右方、二節の振鉾(えんぶ)に続いて、
左方の春庭花(しゅんでいか)が演じられました。

今年は、
春の声が聞かれる頃から何度かこの演目を拝見しています。
前回私が拝見したのは、
芝・増上寺の僧侶による演技。
綺麗に剃られた頭に乗っている冠が滑り落ちるのではないかと、
ちょっとハラハラしました。
今回は、その心配はありません。
曲の最後にあった所作 初めて目にしたように思います。身体の芯に響く感じがしました。
拝殿前のご神木を風が揺らし木の葉が舞い、
四人の舞人の袖を翻す姿は正しく春を喜ぶ風情です。
続いての舞は、埴破(はんなり)。
初めて拝見する舞楽です。
周の幽王の頃、埴土で埴玉(はにのたま)を作り、
その中に餅を入れて王に贈ったことが始まりといわれているそうです。
涼しげな浅緑の装束(ホントは暑いだろうな・・・)で、
独特の舞いを舞います。
都会の真ん中で大切に守られてきた木々が織りなす杜、
その中で美しい舞楽を堪能させていただきました。
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